義援金

アジア諸国から来日した獣医師団の福島視察に同行した友人からメールが来ました。
現地を案内して下さった福島の獣医さんいわく、福島のシェルターの先は全く見通しが立たず、義援金もボランティアさんの数も底をついている状況だそうです。
福島県獣医師会被災動物義援金
もしご協力いただけるようでしたら、ご寄付をお願いします。
大きな組織に義援金を送付しても被災地にはなかなか回って来ないのが実情です。ご寄付いただいた義援金は県獣医師会が責任もって管理するとともに、被災地域における獣医療の提供、また被災動物の救護活動に使われます。
〜以下、友人からのメールを転載〜
先日、アジアと日本の獣医さんたちと福島の被災動物救護シェルター視察に行ってきました。福島の獣医さんにご案内していただきました。被災ペットも犠牲者であることを痛感しました。国・福島県・東電から何の補償もなく、福島県獣医師会のボランティアさんで運営しています。獣医師会・企業・個人からの寄付でまかなわれているとのことでした。福島には二つのシェルターがありますが、施設運営経費は合計月に500万円かかるそうです。
第1飯野シェルター(質素な仮設施設)と第2三春シェルター(パチンコ屋を改装した立派な施設)と2つのシェルターがあり、原発20キロ圏内で保護された犬猫たちを、まず飯野シェルターに収容し、検査し、荒れている動物の心と体を整え、社会性が出て来たら三春シェルターに移し、飼い主さんを探します。
第1飯野シェルター:犬87匹、猫89匹
第2三春シェルター:犬95匹、猫47匹
第1シェルターの犬たちは、とても不安定でワンワンキャンキャン吠えて、必死にSOSを出していました。ストレスからだとのことです。小さな檻に閉じ込められていました。何とかしなくてはと心を痛めました。
福島県では一匹も殺さないとの方針で、獣医さんたち、ボランティアたちが一生懸命動物の世話をしています。三春シェルターの担当獣医さんも原発から7キロのところに住んでいた被災者でした。

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