転移

2月半ば、実家の母が体調を崩し、急遽入院してしまいました。

パットがまた歩きたがらなくなったのも同じ頃。実家と病院を行き来しているうちに、パットの足元がふらつくようになりました。
私の留守中の出来事で、ぱとモモ父が地元の整形外科(かかりつけではない)に連れて行ったところ、馬尾症候群という神経系の病気との診断で、痛み止めを処方されました。

その4日後、急にパットの腰が立たなくなりました。下半身麻痺の症状です。時間外緊急で診てもらうとどうやら椎間板ヘルニアらしいとの診断。骨肉腫との関係性を問いただすと、その可能性は少ないですとの話で、千葉のキャミックでMRIを撮ってきてもらえれば、私のところで手術しますと言うのですが…  私たちのなかでどうも納得がいかず、再び川崎の医療センターに行くことにしました。

予約が取れたのは3日後でした。その間も症状は急速に進み、外でちゃんとできていたおしっこも常に漏れるようになってしまいました。

神経科の先生は、前回の入院のときに当直だったそうで、パットのことを覚えていてくれました!
この日は麻酔の準備もあるし、MRIをする子が他にもいたので1泊させることに。
ところが夜遅くに電話があり… MRIとCTの結果は最悪でした。やはり腰椎の腫瘍が椎間板ヘルニアを引き起こしていた他、背骨の数カ所と腎臓にもおそらく転移とみられる腫瘍が見つかりました。

翌日パットを迎えに行くと、尿管カテーテルを入れてもらっていて、尿漏れの悩みは解消。局部を噛み切らないように、カラーも装着。神経科の先生に加えて、以前お世話になった腫瘍科の先生ともお話できました。もうあちこちに腫瘍が散らばっているので、痛みのコントロールをしてやるしか方法はありません。

いま痛みはそれほどでもないようで、ご飯もしっかり平らげています。
安静が必要なので、子供用のサークルを買いました。一日中目が離せないので、ぱとモモ父が夜もつきっきりで張り付いています。私がいないときは本当に大変です。
今後は痛みがひどくなってくると思います。骨がもろくなってくると疲労骨折を起こすかもしれません。パットがパットでなくなったとき、その時は私たちの決断で旅立たせる覚悟です。

人間と犬、同時進行のターミナルケアになるなんて… 本当につらいです…

カテゴリー: ワンコ パーマリンク

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