醤油づくり

古民家再生に関わっている知人のお誘いで、お醤油しぼりに参加してきました!
お天気も良く、アウトドア作業にはもってこいの一日でした。
醤油マイスターの指導のもと、1年前に仕込んだもろみを布袋にいれて重ねて並べていき、重石をかけて絞ります。日本酒作りでいう「濾し」の工程ですね。もろみの原材料は大豆と小麦と麹、塩。
何とも言えない良い香りが漂いますが、見た目は肥だめの液体(!)のような感じなのです。
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搾りたてのお醤油は、透明な栗色。陽ざしの加減で紫がかって見えます。
そのまま瓶詰めして生醤油として消費する分と、火入れして長期保存する分とに分けました。
生醤油は絶品。気になるお醤油の塩分は、今回は15.5度まで火入れを行いました。
古民家の玄関に並んだお醤油たち。ラベルも素敵で、絵になります♪
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はるか昔、小学校の遠足で、某有名メーカーの醤油工場を見学したことがあります。
すべて機械化されていて、見学者はガラス張りの見学用コースを歩くだけで、昔ながらの工程は皆無。なんだか物足りなくて、子供心に相当がっかりしたのを思い出しました。こういった五感を刺激する本物の体験こそ、今の教育には必要ではないのでしょうか。
昼食を挟んで、お味噌の仕込みを見学。
早朝から6時間ほど煮て砕いた大豆、麹、塩、大豆の茹で汁を手で混ぜてテニスボール位に丸めたものを、力一杯バケツに投げ入れます。焼酎を含ませたラップで蓋をして、さらに2cmほどの厚さに塩をして、1年間寝かすだけ。
ええっ、そんなに簡単なの?
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その昔、実家でもお味噌を作っていたのを思い出しました。
高度成長期の頃でしたから、クラスでもお味噌を自前で作っているのは我が家くらいなもので… 自分の家はちょっと変わっているのだと思っていました。しかも私が学校に行っていた日中に祖母や母が作っていたらしく、見た記憶がないのです。
意外と簡単で、それなりに美味しくできるそうなので、挑戦してみようと思います。
分けていただいた生醤油は、さっそく冷や奴で味わいました! 最高に美味でした☆
その翌日、おみやげの搾りかすでクッキーを焼いてみました♪
お味噌のような香りがして、ちょっと大人の味。
最初の一口は?…だけど、慣れると病みつきになるお味です(笑)
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