イモ掘り

ぱとモモ父の留守中は、ひたすら草刈りに精を出す日々。
少しずつ、毎日1時間やる!と決めて、結局7日間かかりました…

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初めのうちはお気に入りの充電式正雄くんを使っていたのですが、ネットが巻き付いたせいか動かなくなってしまいました。ビスを外して分解しようにも、電動工具でガチガチに締めてあるので歯が立ちません。
あきらめて、ガソリン式のを出してきました。ガソリン缶が空っぽだったので買いに行き…
電動に慣れてしまうと、一連の準備がめんどくさいのです。重いし、うるさいし、臭いしね。

久しぶりにガソリン式4速の刈払機を使ったら、やっぱりパワーが違うので、ついついやりすぎちゃいました。充電式だとバッテリ2個でせいぜい45分。電池切れであっさり作業終了となるところを、気づくと1時間半経過してたり(笑) おかげで肩と背中がガチガチ、足がパンパン。これもどうかと思います…

明日以降は、お天気が下り坂。
霜がおりる前にやらないといけないので、今日はイモ掘り決行。
5月末に植えた「紅はるか」です。

まずは刈払機でつるを全部切ってしまいます。
1時間もあれば終わるかな?と思っていたら、とんでもない! 午前中いっぱいかかりました。
砂地であれば、芋づる式に簡単にとれるのでしょうけど、まだ土のできていない粘土質のところに植えたので、葉っぱの下はまだぬかってました。

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おそるおそるクワを入れては、当たりをつけて、スコップで周りを掘っていかなければなりません… まるで発掘調査(笑)
それでもクワで切っちゃったのがたくさん(泣)
しゃがんで掘って、立ってクワを振るって… 膝と股関節が悲鳴を上げてます。
途中、冬眠中のカエルが出てきました。

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寝ぼけているので、埋め戻してやりました。

25本も植えて、たったこれだけ。プロの農家さんが見たら呆れるでしょう(笑)

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とはいえ、粘土質のひどい土壌で、しかも完全に放置してこれだけできる!ってことがわかっただけでも収穫です。
傷がついてしまったのから食べて、大きいのは保存用。
我が家の人間の消費量はたいしたことないので、ワンコ用になります。

スイートポテトを作りました☆

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お散歩

日々のお散歩、だいぶ慣れてきました!

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用足しはこんな具合に上手にできます。

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よく観察すると、右の前足を引き気味に、カメラの三脚のように体を安定させています。
うん○のときは、場所が定まらずにふらふらと回転してしまうのですが、ちゃんと見ていて支えてやれば大丈夫。

★★★

突然ですが、ぱとモモ父が一時帰国することになりました(家族のお見舞いのため)。

以前なら私一人でも2匹の散歩をしていたのですが… いまのパットさんには両手が必要なので、2匹一緒にというわけにはいきません。
腰のベルトにモモのリードを装着して、空いた両手でパットのリードを持つ、というパターンも考えたのですけど、急に方向転換されても危ないし、ときには車も通過するし…
よくよく考えた結果、1匹ずつ順番にお散歩に行くことにしました。

まずはパットさんから。
玄関でモモも一緒に外に出ようとするのを阻止。 パットは途中何度も立ち止まって、いつになったらモモが来るのかと振り返っています。
用足しが一通り終わると、すぐ踵を返して帰ろうとします。パッちゃん、そんなんじゃお散歩にならないよ。

玄関先でモモとチェンジ。「私一人、なんで置いてきぼりなのよ…!?」と怒られました。パットさんもモモと一緒に出ようとしますが、すげなく引っ込みました。

最近はパットにつきあわせて、あまり長い距離を歩かせていなかったので、久しぶりに坂道を登って降りるスタンダードコースへ。
ちょっと走らせてみました(→私が息切れしたので続きませんでしたが…)。モモ、すごく嬉しそうでした♪

帰ってくると、パットは玄関先で伏せたまま待っていました。なんていい子なんだろう…♪  ジェントルマンです。
いつも一緒のぱとモモ、お互いの存在を認めつつ、励ましあっているみたいです。
そもそもパットを迎えたのは、モモが寂しくないようにという、今思うと飼い主の勝手な意向からでした。

モモはパットがいなくても平気そうだけど、パットはモモがいなくなったらやっていけるんだろうか?
人間の世界でも、オスに先立たれたメスはやがて立ち直るけど、メスに先立たれたオスは、なんだかみじめですよね…。そんなことを考えてしまいました。

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しょっぱい顔のお二方。

幸い、朝のお散歩はお隣のマダムが手伝ってくれるということで、1匹ずつ連れ出すお散歩は夕方だけで済みそうです。
2匹一緒だとパットが歩いてくれるので、本当に助かります♪

 

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抜糸

6日、抜糸に行ってきました。

狭い車内。いつもは2匹を後部座席に乗せるのですが、モモがパットの上を踏んづけて移動したりするといけないので、私が後ろに乗ってパットの体を固定 + 患部をなめないように監視する係。

モモを初めて助手席に乗せてみました(安全上、本当はあまりやりたくないのだけれど…)。

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ドライブ大好き~!
目がキラキラ輝いて♪ カーブでもうまくバランスをとっています。この子、サーフィンできるかも。

★★★

センターに到着。
パットは処置室に連れて行かれるのを嫌がる様子もなく、抜糸はものの10分ほどで終了。お世話になった先生方やナースたちが立ち会ってくださった様子がちらりと見えました。

先生との面談で、抗がん剤治療についての詳しい説明がありました。私たちは抗がん剤は使わずに、代替治療でやっていくつもりだという旨をお話ししました。
幸い、切断した足の病理検査では、腫瘍は骨の内部にとどまっていて、リンパ節への転移はなかったそうです。

「少しでも転移の兆候があれば、腫瘍医として抗がん剤治療を勧めるけれど、今のこの状態ならそれも良い選択ですね」と先生。もちろん飼い主としては、予後が極めて悪いといわれる骨肉腫の一般的なデータを理解した上での判断です。

今後も転移する可能性は否定できないので、定期的な胸のレントゲン検診を引き続き行うこと、術後1ヶ月、3ヶ月、そのあとは3ヶ月おき。もし2年経って何もなければ、転移はないと考えてよいということでした! こちらでの治療は一旦終了。
この先生に出会えて本当によかったと思いました。

パットさん、毎日お散歩に行っています。排泄のときは、ほんの少しベルトで介助してやれば、自力でちゃんとできます。

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筋肉が落ちないように距離も少しずつ長くしていきますが、なるべく平坦な道を歩くように、とのことなので、もう山の上のお不動様には行けません。
もう鐘の音にびびることもなし!というわけです(笑)

手術前に比べると、ずっと元気で表情も明るく、「ふわああん♪」とかいうパット独特の奇声が出るようになりました♪  よく食べてよく寝ています。

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いつの間にか、ソファーに乗っていたり…

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ラスタパット(笑)エリザベスカラーを保護しているシートをビリビリにしてくれたり…モモに前足でパンチを食らわせたり、いろいろやらかしてます。

3本足でも変わらずHAPPYなパットさん。
当座は患部をなめすぎないように監視が欠かせないけど、今日からカラーをはずして、ようやくストレスフリーの生活に。私たちも気持ちが落ち着きつつあります。

術後2週間以上経過して、うっすらと毛が生えてきました。早く元通りにきれいに生え揃うといいな♪

 

 

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祝・退院

皆様から、温かい励ましのお言葉をいただいております。

本当にありがとうございます!

10月30日
いよいよ待ちに待った退院の日♪
前日は川崎に泊まったので、お昼前にぱとモモ父と合流。まずはパットに会いに行き、先生の外来診察が終わるのを待ちます。しばらくケージの中で3人一緒に過ごしました。

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先生と手術前のレントゲンを確認、いまのところ目に見える転移は見つかっていません。
手術後に麻酔から覚めるのが思いのほか早くて、自分で2針分も抜糸してしまった(!)アクシデントがありましたが、経過は順調で1週間後に抜糸です。

最後にオムツの巻き方を教えてもらいました。このあとテープでグルグル巻きにします。

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患部はもう乾いているのですが、抜糸が済むまでは保護する必要があるのです。
ところが、歩いているうちにズルズルと… ずり落ちてきてしまいました。ありゃりゃ…
さらに!車に乗せる前に、オムツの中にうん○してしまい、新しく付け直してもらったのも束の間、途中休憩したサービスエリアでもまた出てしまいました…

あ〜っ!もう1枚予備でもらってくるんだった…(泣)
まあ、オムツ自体そういう目的で作られているから、文句を言っても致し方ないんですけどね。仕方ないのでタオルを巻いてしのぎました(汗)

家ではモモが迎えてくれました♪
パットも安心したようで、よく食べて爆睡しています。ゆっくり休養してほしいです。

モモ姉とツーショット♪

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10月31日
せっかく用意したオムツは役に立たないことが分かりました。

いろいろ試行錯誤した結果、ガーゼの上からネット包帯(太腿用)を前後から2枚重なるようにして、固定する方法に落ち着きました。あちこちでいろんな種類のテープやネットを探して買ってきましたが…  用足しの機能を妨げずに、お尻から腰のあたりを保護するにはこれしかないようです。

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痛々しい傷跡をカバーするため、ぱとモモ父のお古のシャツをリメイクして、ガウンを作ってみました。毛が生えてくるまで、お散歩のときに着せようと思います。
それから介護ベルト。タオル生地で、ちょっと太めのバスローブの帯のようなものを作りました。
まだ長い距離は歩けないので、これを腰に結んで引っ張り上げて歩行をサポートします。市販のものだとサイズの見極めが難しいので、しばらくはこれで様子をみます。
久々のミシン仕事、1日がかりでした♪

パットさん、元気に歩きます!

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お見舞い

10月28日
ぱとモモ父と待ち合わせて、六本木にある漢方のペットクリニックへ。

病状と経過はあらかじめ知らせてあったので、今後の治療方針について相談にのってもらいました。抗がん剤を使うか、使わないかでずっと迷いがあったのですが、先生の言葉で吹っ切れました。
・骨肉腫は予後が非常に悪い。抗がん剤を使ってもガンは完全に治らない事実を受け入れること。何もしないで生活の質を維持する、という治療法もある。
・漢方をとりいれた治療に切り替えてからは、安楽死をさせたことがない。抗がん剤を使って体がボロボロになって、気の毒な最期を迎えるケースが多いけれど、漢方では症状が進行したとしても非常にゆるやかで、最期はおだやかに自然な死を迎えられる。

初めは抗がん剤の副作用を抑えるために漢方の力を借りようと考えていたのですが、こちらの漢方 + 現在飲ませている抗酸化作用の強いサプリ数種 + 食事療法を併用していくことに決意しました。
人間のがん医療で話題になっているK医師の主張には個人的に賛成できないけれど、あと何年生きられるか分からない貴重な時間を、通院と点滴に費やすだけの生活はかわいそうです。パットにはこれまで通り、静かな環境でモモと一緒に、のんびり余生を過ごさせてやりたいと思いました。

… すっかり話し込んでしまい、気づいたら1時間半近くも経っていました。
モモが待っているので、私はまっすぐ東京駅に向かい、高速バスに飛び乗って帰宅。

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ぱとモモ父は今日も川崎に泊まって、パットのお見舞いです。

 
10月29日
ぱとモモ父と交代して、今日は私がお見舞いに。

兄弟犬マーブルのママさんが送ってくれた西新井大師さまのお守りが、こんなところに♪

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様子は映像で見ていて、先生とも電話で話していたので、おおよそのことは把握していたつもりでしたが、やはり実際に会って抱きしめると、もう胸が締め付けられる思いでした。パッちゃん、よくがんばったね♪

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3本足でも歩けるし、用足しもできる!ご飯もしっかり食べて、尻尾もブンブン振れる!
犬の生命力って何てすごいんだろう!

大型犬用のケージは1m四方と思ったよりも大きくて、余裕で中に入れます。カラーを外してやって、ずっと抱っこしていました。
落ち着くまで30分ほどかかりましたが、そのあとはひざ枕で爆睡。グウグウいびきをかきながら、寝ていました。向かいのケージにはレオンベルガーとボクサー。お隣はゴールデン。パットは一番小さい子です♪

3時間があっという間に過ぎて、面会時間終了。明日お迎えに来るからね!と病室を後にしたものの、キャンキャン泣く声が聞こえてつらかったです。
慣れない環境で1週間も一人ぼっち… 本当にかわいそうなことをしました。もうこんな思いは絶対にさせません。

 

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術後の経過

術後の経過をまとめてアップします♪

10月23日

早起きして川崎へ…  今日はパットの手術の日です。

当初は20日に連れて行き、一泊して翌朝に手術という当初の予定でしたが、先生がパットの性格を見極めて、不安な一夜を過ごさずに、朝から預かって当日の午後に手術というスケジュールを組んでくださいました。

つらい決断だけど、これで痛みからは100%解放されるのです。パットが初めてうちに来たときの顔が脳裏をよぎります…

先生にパットをお預けして、昼には帰宅しました。17時半ごろ、無事に手術が済んだ旨の連絡がありました。

モモは何を思っているのでしょうか。今日は往復4時間のドライブにつきあってくれました。一人になってしまっても、さほど淋しそうな素振りは見せません。 普段通りに食べて、意外と普通に過ごしています。

飼い主の方がやばいですね。ぱとモモ父は毎日パットに会いに行くために、あさってから川崎のビジネスホテルに宿泊します。そして私はモモとお留守番。

退院まで最短でも5日、この子は大きいので1週間くらいはみておいてください、と先生からは言われています。

 

10月24日

なんだか家ががらんとしてしまいました。 ご飯を準備するときに、つい習慣でボウルを2つ持ってきてしまいます。

この機会に!と今日はモモの健康診断に行ってきました。

血液検査の結果、GPTが高めでした。特に具合が悪いわけではないので、1ヶ月後に再検査。 心当たりがあるとすれば、おそらくクリームチーズ。パットの薬をあげるたび、お相伴させていたのが良くなかったのかも。

モモももうすぐ12歳。もう立派なシニア犬なので、体のサインに日々気をつけてあげないといけません。

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10月25日

手術の翌々日、ぱとモモ父がパットのお見舞いに行ってきました!

FaceTimeで映像を見たら、嬉しくてキャンキャン鳴いていて、私までもらい泣き。 先生曰く、元気が良すぎて点滴のチューブを噛みちぎったりしていたそうです。前日の入院にしなくて正解だったね、とのこと(笑)

ご飯もしっかり食べて、すでに3本足で歩いていると聞いて、ひと安心。 パットの生命力の強さに驚かされました。

じゃあ早く退院できるのかというと… そういう訳にもいかず、逆に暴れてしまうと大変なことになるので、やはり最低でも1週間は入院してもらいます、とキッパリ。

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ぱとモモ父は、パットと3時間近く大きなケージの中で過ごしました。 パットと一緒に泊まっていいかどうか先生に聞いたらしいのですが、「だめです(笑)」とすんなり却下。別れるのが相当つらかったみたいです。

 

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パット9歳

10月10日は、奇しくもパットの9歳の誕生日。

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お散歩の途中で帰りたがるようになったのが、夏の終わり頃でした。レントゲンで異変が分かったものの確定診断がつかず… 2度目の病理検査でようやく結果が出ました。

診断は「骨肉腫」。激しい痛みを伴う骨の悪性腫瘍です。

異変に気づいてから、食欲は落ちていないのに体重が22キロまで減りました。お散歩で歩く距離が以前の半分になって、筋肉が弱くなっているんだと思います。
一旦は良くなったように見えたものの…ときどきびっこ、足はついたりつかなかったり。
痛みは我慢しているのだと思いますが、声をかければ尻尾をブンブンふってくれるし、とっても元気に見えるのです。
生検の手術で毛を剃られてしまった膝のあたりも、一見して腫れているような様子はありません。

末期になると薬が効かないほどの痛みに苦しむといいます。そんな激痛をとりのぞくための断脚手術。一度は泣く泣く決断したものの… 予約した手術日まで日数があるので、気持ちがゆれます。
こんなにしっかり歩いているのに… なんとか断脚せずに済む方法はないのか。
話し合って意見が割れるたび、何度も腫瘍科の先生に電話してしまいました。

放射線治療という選択もあるにはあるけど、根治は期待できないため緩和的なケアに過ぎず、しかも30%の確率で痛みがとれない可能性もある。もし弱っている骨を取り巻いている腫瘍がなくなったら、今度は病的骨折のリスクが大きい、とのこと。

とうとう観念した私たちでした。
できるだけ一緒にいて、痛みのない生活を送らせてやりたい。
私たちにとって、元気のないパットを見ることほどつらいことはないのです。

心配の種はもうひとつ… 術後のリハビリ含め、1週間近く入院しなければなりません。
生まれてこのかた、パットは一人ぼっちになったことがないので、それだけで精神的にまいってしまうのではないかということ。杞憂に過ぎないことを祈ります。

抜糸の後、少し落ち着いたら、本格的な治療が始まります。
パットさん、一緒に頑張ろうね。

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つらくて、切なくて、今までずっと書けずにいました。
ここから先は、これまでの経緯です(長文)。

☆☆☆

9月19日
気になっていたパットの右後ろ足。
先月、左後ろ足の膝蓋骨脱臼のときから、なんとなく右足に体重をかけていないように見えていました。私たちも獣医さん(モモのかかりつけだった先生)も左足の整復に一生懸命で、右足まではあまり気にしていませんでした。

ところが9月に入り、明らかに右足をつかずに歩くようになり、お散歩も途中でもう帰る!というのですよ。どうも様子がおかしいので、整形外科に強そうな病院を探して行ってきました。君津まで車で1時間弱の道のりです。

触診の後、レントゲンを撮りました。
生まれて初めてのレントゲン… 仔犬の頃、パットがあまり暴れるので、当時のかかりつけだった獣医さんが諦めてしまい、それ以来はよほどのことがない限り、全身麻酔でしか撮れないものなんだと勝手に思い込んでいました。
ところが、ここではさらっとレントゲン室に連れて行かれ、しかも麻酔なしでした!

レントゲンの結果は…
左足の膝蓋骨(パテラ)の脱臼が分かりました。
それよりも問題なのは右足。大腿骨の膝に接しているあたりが膨らんだように見え、素人目にもおかしいのが分かります。先生の所見は、「検査してみないとわからないが、最悪の場合は骨肉腫を疑っている」とのこと。

へっ? … 骨のがん?
関節炎くらいのものだとばかり思っていたのに、あらぬ方向からいきなりパンチを食らったようでした。
幸い、肺への転移は見られず、すぐに生検のための組織を採る手術を予約して帰りました。一人になるとパニックすることを話すと、「通常は1泊だけど、日帰りできるようにしましょう」と言ってくださいました。

骨肉腫をネット検索してみたら、進行の早い、怖ろしい病気であることが判明。
もし本当に骨肉腫という結果が出てしまったなら、選択肢は2つ。
すなわち、断脚するかしないか…。

犬の骨肉腫の痛みは凄まじいそうです。断脚することで、薬では押さえようのない激痛をとってやることができるということですが… 早急に決断しなければなりません。

この日、パットは夕ご飯を一口だけしか食べませんでした。
ベッドの下に潜り込んで出てきません。病院でよほど怖い思いをしたと見えます…。一体何があったの、パッちゃん?

9月20日
昨夜はベッドの下で、何度も姿勢を変えていたパットさん。眠れなかったようです。

今朝もほとんど食べませんでした。膝が痛むのか、お散歩も用足し程度。昨日の朝に比べると、かなりつらそうで見ていられません(以前マムシに噛まれたときと同じ位つらそうです)。
レントゲン撮っただけなのに… あるいは触診で痛い思いをしたんでしょうか?

今日は手術の日。
静脈麻酔下で、人間みたいに仰向けに寝かされ、脚が宙に浮いたような格好でCTを撮りました。(写真撮ればよかったなぁ…)
この病院では、手術の様子をガラス越しに見ることができたので、モモと一緒に見守りました。
手術室で組織を採取し、傷口を縫合して、麻酔から覚めるまで所要1時間程度。骨の内部組織を削り取るので、かなりの痛みを伴うそうです。

しばらくボーッとしていたパットさんですが、家に着いて少し落ち着き、ささみなど食べてくれました。痛み止めが効いているようでひと安心。
7日分のお薬を飲ませ終わった頃に抜糸+結果が出る予定。それまでは患部を舐めないように、モモが使っていたエリザベスカラー装着!

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さすがにダウンしています。
夕方、ちょっとだけ用足しの散歩に出ました。パットSMILEが復活、今朝まで下がりっぱなしだった尻尾も振ってくれてます。痛みがないと、こんなに違うものなんでしょうか… 夕ご飯もしっかり食べました。
これで少しホッとしましたが、検査結果が出るまでは何も手に着きそうにありません…

10月2日
10日も待って、ようやく出た生検の結果は悪性というだけで、組織不足のため骨肉腫かどうか分かりませんでした。形質細胞腫の可能性もあり、要再検査とのこと。
診断の内容をそのまま大きな声で読みあげられただけでした(→それを詳しく聞きたいから、こうしてわざわざ来ているのに)。

しかも昨日撮ったCTは足だけで、肺などの臓器は撮っていないというんです。
これからCTを撮って転移がなければすぐにでも断脚を、という説明にますます不信感が募ってしまいました。

レントゲン検査の日にパットが食べなくなってしまったこともずっと気にかかっていて…この病院には見切りをつけることにしました。川崎の高度動物医療センターへの紹介をこちらから申し出て、すんなり翌日に予約がとれました。

10月3日
早起き、絶食で川崎の高度動物医療センターへ。
腫瘍科の先生はよく話を聞いてくれて、犬たちにも大事な家族として接してくれます。
「まずは確定診断を急ぎ、断脚は最後の選択です」と言ってくれました。説明も論理的で分かりやすく、しかも言葉を選びながら話してくれる先生です。
血液検査、尿検査ではさほど重篤な値は出なかったので、あるカテゴリーの骨髄腫を特定できるという、より踏み込んだ蛋白の検査には至らず。翌日、針で骨の組織を吸引する手術を受けることになりました。
戻ってきたパットさん、プルプルっと診察室によだれを振りまいてくれました。

10月4日
朝食抜きが2日続いて、体重が22キロを割ってしまいました。
2度目の全身麻酔です。午前中にパットを預けて、手術が済むまでひたすら駐車場で待機… 時間を持て余してしまって、モモと多摩川を散歩しました。
懐かしい風景! そう、つい4年ほど前までは、ここからそう遠くない対岸に住んでいたんだったっけ。

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16時近くになってようやく携帯が鳴り、パットを迎えに行きました。
看護士さんたちに愛想を振りまいていたらしく、人気者だったとか(笑)
センターを出るときにはすでに暗くなっていて、家についたら19時を回っていました。

結果待ちというのはイヤなものです。
骨髄腫なのか骨肉腫なのかによって、治療や予後が全く変わってきます。
骨肉腫以外の腫瘍なら、断脚しなくてもすむかもしれない… そんな闇の中の光にすがるような気持ちで過ごした数日間でした…

 

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ミツバチその後

我が家の周りではセイタカアワダチソウの黄色い花がかなり目立つようになってきました。でもセイタカアワダチソウの蜜はおそろしくまずいらしい。

なので、早いとこ採蜜しなければ… と気になっておりました。
いろいろ準備を整えて、やっとのことで採蜜に臨んだのですが…

4段あるうちの最上段を取り出してみると、この通り。

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乾いてスカスカの状態でした。
残念なことに、蜂蜜はとれませんでした…!

巣箱の底板にスムシの死骸がこびりついていたので、おそらくスムシによる被害かと思います。スズメバチはネズミとりの粘着シートでかなり大量に捕獲しましたが、スムシはノーマークでした。

下から撮った写真。

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3段目まで巣が伸びてきているのですが、ハチの姿が少ないですよね。
このまま無事に冬を越せるかどうか心配です。

蜂蜜の入っていない巣は、ビーズワックスとしてフローリングのつや出しに使おうと思います。

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食べ納め

畑の夏野菜、とうとう最後まで陣取っていたゴーヤとトマトを片付けました。
支柱やネットを撤収していると、巨大な芋虫(蛍光イエローが素敵☆)やらカマキリやら、ガマガエルが出てきました(笑)
石灰、堆肥を入れながら一気にトラクターで耕起。畝の向きを横から縦に変更してみたりして、畑の様子が一変しました!

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これでやっと!遅れていたキャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、白菜などの苗、ニンニクが植えられる!!

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最後に収穫した大量のグリーントマト、捨てるのはもったいない…と、今年はジャムになりました♪ 色はレリッシュのようでイマイチですが、なかなかオツなお味です。

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今年の夏を振り返ってみると…
キュウリはジュースに。シシトウは定番のじゃこ炒め。
イタリアントマトはトマトソース専用で、シンプルなパスタが一番。
ナスとピーマン、トマト、オクラは定番のラタトゥイユに。たまにはひよこ豆を加えてカレー味とか、クミンを効かせてクスクスソースに、ココナッツミルクでタイカレー風にアレンジ。味つけなしで犬用シチューにも!と万能ぶりを発揮してました。
ゴーヤは、ゴーヤチャンプルーとして毎日のランチに登場。いまやぱとモモ父も作り方をマスターしたくらいです♪

大量の野菜はとにかく消費しなきゃいけないので、台所仕事がハンパじゃなくなります。
おすそ分けしても、また別のところからどっさりもらったりするのですよ。
こうなるともう冷凍するしかないわけで…
名残り惜しい反面、贅沢な悩みから解放されて、ちょっとだけホッとしています。

キャベツ、アボカド、もやし以外の野菜を買うことが全くなかった今夏シーズンでした!
畑さん、ありがとう♡
ここしばらくの間は、冷凍保存したものと「道の駅」のお世話になりそうです。
やっぱり野菜は旬のものに限りますよね♪

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台風!

前夜5日から近づいていた台風18号。
雨風がひどくならないうちに…と5時半に起きて、お散歩。
そのあと雨はそれほどひどくなかったのですが、風がかなり強くなりました。
丘の上にある我が家では、下から飛んでくる木の枝が窓にぶつかる音がすごかったです。
犬たちが怖がるので、できるだけ一緒にいるようにしていましたが、そのうちとうとう停電!朝11時頃のことです。
仕事はあきらめて、PCの電源をオフ。
お昼は冷たいご飯に、カセットコンロで温めたレトルトカレー(泣)

午後には晴れ間が見えてきましたが、夜になっても復旧の見込みは立たず… そこで登場したのが、半年前の停電時にこしらえたキャンドル立て(笑)
カセットコンロで簡単に調理したソーセージとオムレツ、畑から採ってきたミニトマトのキャンドルディナーとなりました。BGMは虫の声♪

ま、たまにはこういうのも悪くないよね。→あと数時間、最悪でも翌朝には復旧すると思っているので、こういうことが言えるのですけど。

TEPCOのホームページでは、停電エリアと世帯数が随時アップデートされるのですが、このあたりは山が多いせいか、なかなか進捗せずにやきもきします。

シャワーをあきらめて、洗面器にためた水で顔を洗っていたら、電気がつきました。やったぁ〜! 今回の停電は復旧までに約11時間を要しました。
昨日から仕込んであったパン種を無駄にしなくてすんだ!と大喜びのぱとモモ父。
こんなに夜遅くパンを焼いたのは初めてです。

今週こそは!畑の土が乾くのを待って、先月末に買ったまま放置してあるキャベツやブロッコリーの苗を植えようと思っているのですが、今度は19号が接近中。やれやれ、どうしたものか。

 

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